内視鏡的胃瘻造設術(PEG)
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後腹膜原発巨大脂肪肉腫の一例
蟹江治郎、大谷由幸、三島信彦、羽賀達也、伴和彦、水林竜一、前田豊,井口昭久
日本内科学会 東海地方会  1995/10

【目的】
稀な疾患である後腹膜原発粘液型脂肪肉腫の脱分化型を経験したため報告する。
【経過】
症例は51才男性。主訴は腹部腫瘤の触知。腹部CT、MRIでは、前傍腎腔を主体とし傍腎腔全体に広がる腫瘍を認めた。組織所見では、粘液状基質内に脂肪芽細胞が散見され、粘液型脂肪肉腫の像を認めた。一部には紡錘形の大型の核を有する細胞が密集するstriform patternを示し、悪性線維性組織球腫の像と考えられた。
【結語】
病変は4箇所からなる多発結節であり、最大のものは25cmX20cmであったが、全摘出は可能であった。組織的には、粘液型脂肪肉腫、悪性線維性脂肪肉腫が混在し、粘液型脂肪肉腫の脱分化型と考えられた。
 

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